- とうか
- I
とうか【刀下】刀(カタナ)の下。 やいばの下。
「命を~に落し/月世界旅行(勤)」
~の鬼となる切り殺される。 斬殺される。~の鳥(トリ)林藪(リンソウ)に交わる〔切り殺されるはずの鳥がのがれて林や藪(ヤブ)の中に遊ぶ意〕危ない命を助かって, 生き返った思いがすることのたとえ。IIとうか【刀架】刀(カタナ)を掛けておく用具。 刀かけ。IIIとうか【刀貨】「刀銭(トウセン)」に同じ。IVとうか【投下】(1)高い所から物を落とすこと。 なげ落とすこと。「飛行機から物資を~する」
(2)資本を出すこと。 投入すること。V「設備に資本を~する」
とうか【東下】都から東の方へ行くこと。 京都から東国へ行くこと。 あずまくだり。VIとうか【桃花】桃の花。VIIとうか【棹歌】船頭の歌う歌。 ふなうた。VIIIとうか【橙果】⇒ 蜜柑状果IXとうか【灯下】あかりの下。 あかりのそば。Xとうか【灯架】灯火の油をいれる皿を載せる台。 灯台。XIとうか【灯火】ともしび。 あかり。~親し「灯火親しむべし」に同じ。 ﹝季﹞秋。~親しむべし〔韓愈「符読書城南詩」〕秋は涼しく夜長なので, 灯火の下で書物を読むに適している。XIIとうか【灯花】「丁字頭(チヨウジガシラ)」に同じ。XIIIとうか【登仮・登遐・登霞】〔遠い天に登る意〕天子の死。 天皇・上皇などが死ぬこと。 崩御(ホウギヨ)。XIVとうか【登科】(1)中国で, 科挙(カキヨ)に及第すること。(2)科挙に及第するほどの優れた人物。XV「十題判断の~, 一山無双の碩学なり/太平記 2」
とうか【登花】⇒ 稔性花XVIとうか【等価】(1)価値・価格の等しいこと。 同価。(2)「同値(ドウチ)」に同じ。XVIIとうか【答歌】贈られた歌に対して答える歌。 返歌。XVIIIとうか【糖化】セルロースやデンプンなどの多糖類を希酸や酵素により加水分解し, 甘味のあるショ糖やブドウ糖などの糖類に変えること。XIXとうか【藤花】藤(フジ)の花。XXとうか【豆果】乾果の一。 心皮子房が成熟した果実で, 乾燥すると二列に開裂するもの。 マメ科植物にみられる。 莢果(キヨウカ)。XXIとうか【踏歌】足で地を踏み鳴らし, 調子をとって祝歌を歌う集団歌舞。 中国の民間行事が日本固有の歌垣(ウタガキ)と結びついたもの。 持統朝頃から記録があり, 平安朝期には年中行事化した。 正月一四(一五)日の男踏歌, 同一六日の女踏歌に分かれて宮廷の踏歌節会(トウカノセチエ)となる。 歌の終わりに「万年(ヨロズヨ)あられ」と唱えたため, 「あられ走(バシ)り」ともいう。XXIIとうか【透化】結晶性の物質を, 結晶が析出しないように過冷却状態にして無定形のガラス質を生成すること。 釉(ウワグスリ)・ガラスなどに行う。XXIIIとうか【透過】(1)すきとおること。(2)光線などが物質の内部を通りぬけること。XXIV「~光線」
とうか【闘歌】歌を詠み合って, その優劣を競うこと。 歌競(クラ)べ。 歌合わせ。XXVとうか【陶化】人を感化し教え導くこと。 教化すること。 陶冶(トウヤ)。XXVIとうか【頭花】⇒ 頭状花
Japanese explanatory dictionaries. 2013.